「研究費を無駄に」責められ山口大講師がうつ病、労災認定…教授と大学をアカハラ提訴

「研究費を無駄に」責められ山口大講師がうつ病、労災認定…教授と大学をアカハラ提訴
読売新聞オンライン 2023/9/30(土) 11:30配信

 山口大大学院医学系研究科(山口県宇部市)の女性講師が、上司にあたる男性教授から学内での立場を利用した嫌がらせ「アカデミック・ハラスメント(アカハラ)」を受けてうつ病を発症し、労働基準監督署から労災認定を受けていたことがわかった。

 女性は大学と教授に慰謝料など計500万円の損害賠償を求める訴訟を山口地裁に起こした。訴状などによると、女性は2017年頃から、同僚の前で教授に「大学院生レベルの研究だ」「研究費を無駄にしている」などと責められたという。

 女性の相談を受けた大学側は調査を行ったが、22年に「指導の範囲内」などとして「ハラスメントに該当する事案はなかった」と結論づけた。これに対し、労基署は「女性に対する攻撃的な発言があった」とした上で、大学と教授双方による対応が不適切だったと指摘した。

 山口大総務課は「訴状が届いていないので、コメントは控えたい」としている。

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