わいせつで懲戒免職の元男性教諭 退職金の支払いを求める裁判で判決 山形地裁は男性の訴えを退ける

わいせつで懲戒免職の元男性教諭 退職金の支払いを求める裁判で判決 山形地裁は男性の訴えを退ける
テレビユー山形 2023/11/7(火) 20:06配信

勤務先の高校の女子生徒にわいせつな行為をしたとして懲戒免職処分を受けた元教諭の男性が、退職金の支払いを求め県を訴えている裁判で、山形地裁は男性の訴えを退けました。
退職金の支払いを求め訴えているのは、県立高校の元教諭の50代男性です。元教諭は、去年7月、部活動の遠征で宿泊したホテルの自室に女子生徒を呼び、肩をもませたあとキスをするなどのわいせつな行為をしたとして、去年10月に懲戒免職処分を受けています。
元教諭は、わいせつ行為を認めたうえで、「超過勤務が続き異常な心理状態だった」また、「報道もされず県民の学校教育に対する信頼が失われる事態には至っていない」などと主張。県教育委員会が決めたおよそ2000万円の退職金を支払わないという処分は厳格に過ぎ、裁量を逸脱していると訴えていました。

一方、県は、「立場を利用し閉鎖的空間でわいせつ行為をしたことは極めて悪質」などと主張し、請求の棄却を求めていました。

きょうの判決で本多幸嗣裁判長は、「原告の行為が生徒の心身に与えた悪影響は無視できない」「部活動で宿泊したホテルでの行為であり、学校教育に対する信頼を著しく損なった」などと述べ、「県に裁量の逸脱はない」として男性の請求を棄却しました。

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というわけで、実名報道は必要です。

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