子どもゆめ基金から体験学習費用をだまし取った疑い NPO法人・元代表の男(52)逮捕 鹿児島県警
MBC南日本放送 2023/11/29(水) 16:00配信
子どもの健全育成を手助けするとして東京の独立行政法人が運営する「子どもゆめ基金」に水増し請求をするなどして、およそ95万円をだまし取ったとして、日置市のNPO法人の元代表の男が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、NPO法人いちごいち笑の元代表理事で、日置市伊集院町徳重の無職・浅山圭史容疑者(52)です。
日置警察署などによりますと、浅山容疑者は2019年9月中旬からおよそ4か月の間に、独立行政法人・国立青少年教育振興機関が管理する「子どもゆめ基金」から、あわせておよそ94万7000円をだまし取った疑いがもたれています。
浅山容疑者は、子どもの体験学習などの費用の名目で、水増し請求をしたり架空計上したりして、複数回にわたって金をだまし取っていたということです。
独立行政法人が県警に相談をして発覚したもので、警察が関係書類を確認するなどして、29日、浅山容疑者を逮捕しました。浅山容疑者の認否について、警察は「捜査に支障がある」として明らかにしていません。
内閣府のホームページによりますと、浅山容疑者のNPO法人は2006年に設立され、子どもの体験活動や福祉タクシーなどの活動を行っていましたが、2021年3月に解散していました。