「チキン」「シバくぞ」 70の暴言吐いた男性教諭を懲戒処分 過去に文書訓告や指導受けても止めず 不登校の生徒も

「チキン」「シバくぞ」 70の暴言吐いた男性教諭を懲戒処分 過去に文書訓告や指導受けても止めず 不登校の生徒も
FNNプライムオンライン 2024/2/2(金) 11:02配信

熊本市教育委員会は、男子バレーボールの部員数十人に対して「チキン」や「シバくぞ」など、人格を否定する暴言を吐いたとして、熊本市立中学校の部活動の顧問を務めていた男性教諭を停職2カ月の懲戒処分とした。
管理職からの再三の指導にもやめることはなかったという。

「チキン」「シバくぞ」など暴言

停職2カ月の懲戒処分を受けたのは、熊本市立中学校の男子バレー部の顧問をしていた53歳の男性の教諭だ。

熊本市教育委員会によると、この教諭は2022年4月から2023年7月まで指導していた男子バレーボールの部員数十人に対して、弱虫の意味を持つ「チキン」や「シバくぞ」など、約70種類にわたり人格を否定する発言をしたということだ。

また、2023年7月には練習中に熱中症になったり、新型コロナに感染したりした部員1人に対して「熱中症君」や「咳込み君」などと呼んだりしたという。

この教諭については、2023年11月の熊本市体罰等審議会で4件の暴言等があったと認定されている。

指導受けても止めず 不登校の生徒も

この男性教諭は過去にも部活指導で部員を平手打ちするなど、体罰で「文書訓告」など2回の措置を受けていたり、今回も部員からの報告を受け、管理職から指導を受けていたということだ。
被害を受けた部員の中には、退部し、不登校になっている生徒もいるという。

熊本市教育委員会は「文書訓告や数回も管理職から指導を受けていたが、結果的に暴言をやめなかったことは重く受け止めている。不登校の男子生徒については因果関係を調べて対応したい」としている。

(テレビ熊本)

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