横浜市立中生徒いじめ自殺問題 再発防止を議論
tvkニュース(テレビ神奈川) 2024/3/18(月) 18:51配信
横浜市立中学校の女子生徒が4年前に自殺したのはいじめが原因だったと認定された問題について、市議会の常任委員会で市教育委員会が再発防止策を報告しました。
この問題は、2020年に横浜市立中学の2年生だった女子生徒が同じクラスの生徒からのいじめが原因で自殺したものです。
3月明らかにされた第三者委員会の調査報告で学校が、聞き取りをする生徒を5人に絞ったことや学校が作成した基本調査の報告案から市教委が「いじめ」という表記を削除するよう指導したことなどが問題と指摘しました。
18日は、市議会常任委員会で市教委がまとめた再発防止策の案について鯉渕教育長から報告されました。
横浜市・鯉渕信也教育長
「いじめを受けた子どもの心情を理解する取り組みやいじめに関係した児童生徒への理解を促進する。 生徒の自殺が発生したのちの基本調査の段階から弁護士等の外部専門家が調査に加わる仕組みを構築する」
市教委は今回の報告書を活用して校長への研修を行うほか、すべての教職員に理解を促進するとしています。