大津・中2自殺:市長、担任処分「軽い」 「いじめ調査反映されず」 /滋賀
毎日新聞 2013年5月18日(土)15時26分配信
大津市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自殺してから1年半。県教委が元担任の男性教諭(41)に下した処分は減給1カ月(10分の1)だった。県教委は「処分は相当」と説明したが、越直美市長は軽すぎると批判し、県教委に処分決定の経緯をただす考えを示した。
県教委は17日の記者会見で、処分を決めた根拠として「(男性教諭が)いじめを認識できなかったことが一因となり、男子生徒が自死に至った可能性がある」などと説明。報道陣から「処分が軽いのでは」と質問が出たが、妥当との認識を示した。
これに対し、越市長は「一人のお子さんが亡くなったことに対して、処分がこんなに軽くていいのかと思う」と批判した。また、第三者調査委の調査結果に基づき、男性教諭は自殺前にいじめを認識していたと考えるのが合理的と指摘。「しっかり調査したものが(処分に)まったく反映されていない」と強く反発した。
◇「認めた時点で責任問うべき」−−生徒の父
男子生徒の父親(47)は「学校と市教委は既に1年半前に、いじめがあったことを認めている。その時点で(男性教諭の)責任を問うべきだった」とコメントを寄せた。
処分を伝えた富田真・市教育長によると、男性教諭は「極めて冷静に、厳粛に受け止めていた」という。【石川勝義、千葉紀和】
5月18日朝刊