青酸カリなど毒物紛失「致死量160人相当」盗難の恐れも 最後の確認は去年6月 大阪公立大学

青酸カリなど毒物紛失「致死量160人相当」盗難の恐れも 最後の確認は去年6月 大阪公立大学
関西テレビ 2024/5/16(木) 18:48配信

大阪公立大学が、およそ160人分の致死量に相当する「毒物」を紛失していたことが分かりました。

大阪公立大学によると、紛失したのは大阪市住吉区の杉本キャンパスで工学研究科が所有し、「毒物」に指定されている、青酸カリと青酸ナトリウム・いずれも25グラムです。

青酸カリと青酸ナトリウムは、成人の致死量がおよそ0.3グラムで、大学によると、毒物は鍵付きの保管庫で保管され、特定の教員や学生のみが使用を許可されています。

毒物の存在を最後に確認したのは去年6月で、5月2日に担当教員が紛失を認識しましたが、大学が警察や国などに報告したのは、およそ2週間後の5月15日でした。

【大学の会見】(Q:関係機関への報告が遅れた理由)「自分たちでまずは所在を確認しようという意図だったと思う。そこは規則・法令に対する認識が甘かったと判断」

大学は、盗難に遭った恐れも想定して、17日、警察に届け出をする予定です。

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