「教師の指示で暴力助長など…PTSDで転校」児童が訴え 損害賠償求める 熊本
KAB熊本朝日放送 2024/10/9(水) 19:40配信
当時担任だった女性教師の行為により、精神的苦痛を受けたとして、男子児童が熊本県八代市に損害賠償を求めた裁判が始まり、母親が「正当な賠償をして欲しい」と訴えました。
訴状によりますと、2022年、当時小学校3年生だった男子児童は、食物アレルギーの可能性があると伝えていたサバを食べるよう、担任の女性教師から指示されたり、ぬれた制服を着たまま帰宅させられたりしたとしています。
また、男子児童に暴力を繰り返していた他の児童に対し、担任教師が「一発だけよ」と指示。さらに暴力を振るわれる事態になったとしています。
男子児童は、PTSD=心的外傷後ストレス障害と診断され、転居・転校を余儀なくされるなど精神的苦痛を受けたとして、八代市に対して、約560万円の損害賠償を求めています。
9日の意見陳述で、男子児童の母親は「先生のした行為は、教育者である以前に、人間として許されない行為。正当な賠償をして欲しい」と訴えました。
一方、八代市は訴えを退けるよう求めています。