同級生に膝蹴り、鼻の骨折る 容疑で中3男子逮捕
産経新聞 2012年12月6日(木)17時23分配信
同級生の男子中学生に暴行して重傷を負わせたとして、神奈川県警相模原署は6日、傷害容疑で相模原市立中学に通う中学3年の少年(15)=同市中央区=を逮捕した。容疑を認めている。
逮捕容疑は10月17日午後0時10分ごろ、同区の中学校の校舎内で、同級生の男子生徒(15)の顔を膝蹴りして鼻の骨を折る重傷を負わせたとしている。
同署によると、男子生徒の話では、少年らに中学1年のころから暴行やいやがらせを受けていた。事件当時は昼休み中で、廊下を歩いていたところ急に肩を組まれ、振り払ったところ暴行を受けたという。
男子生徒の母親が10月20日に同署に相談。文部科学省は傷害や暴行などの犯罪が確認された場合、速やかに警察に相談するよう都道府県教育委員会に通知しているが、男子生徒の母親が警察署に被害を申し出ると話したため、学校と市教委は警察に通報していなかった。
事件が起きた中学校の男性校長(58)は「過去にも生徒間でトラブルがあり、いじめとして把握はしていなかった」と説明。今回の事件を受け、全校生徒を対象にいじめに関するアンケートを実施したという。