相模原市立中いじめ・暴行事件:加山市長「全市でいじめ対応を」、行動基準の必要性も/神奈川
カナロコ 2012年12月20日(木)22時30分配信
相模原市の加山俊夫市長は20日の定例会見で、市立中学校でのいじめ・暴行事件に触れ、「学校や地域、PTA、市教委、子どもに関わる機関すべてが関係し対応を進めなければならない」との認識を示した。担任や学校の段階で問題を抱え込まないような行動基準の必要性も言及した。
「昨今の教育現場では、担任や学校だけでは(対処が)どうにもならない問題が起きてきている」と指摘。地域やPTAも巻き込み、市としても全庁的に取り組む必要性を強調し、「社会全体の問題として、総合力を持ったチームで対応をしなければならない」と説明した。
今回の事件については、「担任の先生で情報がとどまり、周囲に適切に伝わらない現状があったと思う。(担任や学校の段階で)穏便に済ませようという意識は変えていかないといけない」と話した。