いじめ防止で生徒ら意見交換 滋賀県対策委員会議
京都新聞 2012年12月26日(水)21時59分配信
滋賀県いじめ対策チーム委員会議の第2回会合が26日、大津市の県庁で開かれた。昨年に同市の中学2年生が自殺した問題を受け、県内の小中高生12人と教育関係者やPTA代表らが意見交換した。
会議は2006年から年2回開催し、今年は大津市の問題を受けて児童・生徒の委員を増やした。栗東や野洲、湖南など各市の子どもらが参加した。
会議では、前回に出た「大人に相談しにくい」という意見を踏まえ、「いじめを許さない学校づくり」について、3班に分かれて話した。
生徒らは「昔のいじめとは違う。軽い気持ちで捉えないでほしい」「自分のことは恥ずかしくて言えないけど、友だちのことは言える」と率直に意見交換。「みんな一緒に遊ぶ時間を増やし仲間意識を持つ」「それぞれがいいところを探す」など、自分たちにできることを提案した。
会議で出た意見は、県の「ストップいじめアクションプラン」改訂などに生かす。