減らぬ教師の体罰、部活絡みの処分は3割 桜宮高2自殺

減らぬ教師の体罰、部活絡みの処分は3割 桜宮高2自殺
産経新聞 2013年1月10日(木)8時13分配信

 大阪市立桜宮(さくらのみや)高校で男子バスケットボール部主将の男子生徒=当時(17)=が顧問の男性教諭(47)から体罰を受けた翌日に自殺した問題。体罰を理由に処分を受けた全国の教職員は最近10年間で年間400人前後で推移していることが9日、文部科学省への取材で分かった。

 文科省によると、平成23年度は404人で、中学校が最も多く180人、高校139人、小学校81人、特別支援学校4人。このうち、約3割に当たる110人が部活動に絡むものだった。

 教育現場の指導の中で、どこまでを体罰ととらえるのかは難しい問題だ。文科省は19年、いじめや校内暴力などの問題に対応するため、体罰基準の見直しを実施。殴る、蹴るなど身体への侵害や、長時間の起立など肉体的苦痛を与える行為を明示する一方、体罰に当たらない行為も具体的に例示した。

 それまでの国の基準は、居残り指導や騒いだ子供を教室の外に出すことなども体罰と定義しており、学校現場から「教師が萎縮して児童生徒を指導できない」との声が噴出。

 このため、居残り指導のほか、授業中に起立させたり、児童生徒を叱って席につかせたりすることなどは、肉体的苦痛を与えるものでない限り、体罰には当たらないとしている。

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