体罰加えると保護者に電話…明徳義塾空手部監督
読売新聞 2013年7月24日(水)11時33分配信
高知県須崎市の明徳義塾中学・高校空手道部の部長を務める男性教頭(60)と、男性監督(41)が部員の男子高校生2人をそれぞれ平手で十数発たたく体罰をしていたことがわかった。
生徒にけがはなかったが、同校は23日付で教頭、部長、監督の職を解き、けん責処分とした。同部は全国高校総体で優勝経験がある強豪。
同校によると、教頭は4月10日、入学式で居眠りした3年生を副校長室に呼び出して顔をたたいた。
また、監督は7月中旬、寮で中国人留学生と口論をした1年生に対し、保護者に「体罰を加える」と電話した後、顔を平手打ちした。
教頭、監督とも「生徒の態度が悪かったのでやってしまった」と話しているという。吉田圭一校長は「体罰は厳禁と指導してきたが、このような事態を引き起こし、大変申し訳ない」とコメントを出した。25日に同部の保護者に経緯を説明するという。