大阪・高2自殺:体罰禁止、徹底を 県教委が緊急通達 /和歌山

大阪・高2自殺:体罰禁止、徹底を 県教委が緊急通達 /和歌山
毎日新聞 2013年1月11日(金)14時8分配信

 ◇大阪・桜宮高の生徒自殺受け
 大阪市立桜宮高校の男子生徒がバスケットボール部顧問の男性教諭から体罰を受けた翌日に自殺した問題で、県教委は9日、体罰禁止を徹底するよう高校や特別支援学校など各県立学校長宛てに緊急通達を出した。【岸本桂司、中村好見】
 通達では、体罰は学校教育法で禁止されていることを指摘した上で、「教職員が運動部活動中のみならず学校教育活動全般を通して、体罰を加えることは断じてあってはならず、指導の徹底を願う」と明記した。
 例年は6月と11月に体罰禁止を求める通達をしているが、今回は、大阪市の問題を受けて緊急で出した。
 ◇和歌山市も通知へ
 一方、和歌山市でも、原一起教育長が11日に、全85の市立幼小中高に、改めて体罰を禁じる通知を出す予定。さらに、校長会などでも直接周知していくという。
 大橋建一市長は9日の新春記者会見で「痛ましい事件。体罰は子どもと教師の信頼関係を損なうばかりでなく、学校教育法で禁止され、児童の権利条約にも反する。許されない行為であることの自覚を、市内の教職員に改めて促したい」と述べた。
1月11日朝刊

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