桜宮高の入試実施を要望 中学校校長会、市教委に

桜宮高の入試実施を要望 中学校校長会、市教委に
産経新聞 2013年1月17日(木)14時58分配信

 大阪市立桜宮高校のバスケットボール部主将だった2年の男子生徒=当時(17)=が自殺した問題に絡み、橋下徹市長が同校の体育系2科の入試中止を提案したことを受け、市立中学校校長会は17日、入試実施を求めた緊急要望書を市教委に提出した。

 要望書によると、各中学校では年内に進路懇談会を済ませて勉学に励んでいるとして「(入試中止は)生徒、保護者に不安と動揺を与えることになり、その影響は非常に大きい」と指摘。実施要項に沿って入試を行うことを求めている。

 一方、文部科学相の諮問機関「中央教育審議会(中教審)」の初等中等教育分科会は17日、桜宮高の自殺問題をめぐる市教委や学校側の対応などを議論。平成23年9月に顧問の体罰に関する通報があったにもかかわらず、体罰を見逃した市と市教委の対応を「隠蔽(いんぺい)体質」と強く批判した。

 顧問に対しても「子供の人権に対する配慮が欠落していた」などと指摘した。

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