「態度が良くない」中1の3人に体罰 教諭2人懲戒

「態度が良くない」中1の3人に体罰 教諭2人懲戒
スポーツニッポン 2013年1月18日 19:31

 神戸市教育委員会は18日、腹を殴って肋骨を折ったり、頭を切るケガを負わせたりするなど、中学1年の男子生徒3人に体罰をしたとして、市立飛松中の男性教諭2人を減給の懲戒処分にした。

 市教委によると、昨年11月9日、男性教諭(44)が野球部の練習中に「気持ちを引き締める」ことを理由に部員を集めた際、男子生徒(13)が笑っているように見えたため足を蹴り、腹を殴った。別の生徒(12)も「態度が良くない」として足や尻を蹴った。

 男性教諭は「かっとなって手を出した」と話している。市教委は減給10分の1(3カ月)とした。

 また別の男性教諭(53)は昨年10月、「ほかの生徒が教室の扉のガラスを割った」と報告に来た生徒(12)の肩を押して転倒させ、頭を3センチ切るケガを負わせた。教諭は「面白がっているような態度に見えた」と話している。減給10分の1(1カ月)とした。

 野球部の暴行は4日後、匿名電話で発覚。もう1件は教諭自ら学校に報告した。市教委は「不安と心配をかけ申し訳ない」としている。

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