県教委と公安委連携へ いじめや体罰会合設置検討
愛媛新聞ONLINE 2013年1月22日(火)8時11分配信
愛媛県教育委員会は21日、いじめや体罰、通学路の安全対策などの問題に関し、県公安委員会と定期的に意見交換する場の設置を検討していると明らかにした。県教委によると、教育長や県警本部長ら教育、公安両委員レベルによる会合は初めてという。
県議会文教警察委員会で仙波隆三教育長が述べ、「警察との連携が必要な事案が近年増えている」と理由を説明した。開催時期や頻度などは未定。
また警察が介入したいじめの件数をめぐり、昨年12月の文教警察委員会で県警が「2012年は10月末で4件」と説明したのに対し、県教委は「報告はない」と食い違う答弁をしたことに関し、仙波教育長が「学校サイドから警察に対して捜索などを要請した事例と解釈していた」と釈明。保護者が直接警察に訴えた事例などを含んでいなかったのが原因という。