学校指導員わいせつ 県教委の対応に批判 長野
産経新聞 2013年1月30日(水)7時55分配信
県立特別支援学校の寄宿舎指導員が生徒へのわいせつ行為で懲戒免職処分となった問題で、28日に開かれた「教員の資質向上・教育制度あり方検討会議」の評価専門部会で県教委の対応に批判が渦巻いた。
この問題をめぐっては県教委が、教職員によるわいせつ事件などがあった場合に、被害者の求めなどに応じて処分そのものを公表しないことがあると、それまでの基準を変えたことの是非が問われている。
部会長代理の戸田忠雄政策研究大学院大客員教授は、検討会議で議論が行われている中で不祥事が起きたことについて「学校現場に緊張感が欠けている証左」と指摘した上で「他の特別支援学校でも同様の事案が起きないように他校の校長に早く情報を流して再発防止を考えるべきだった」と述べ、情報管理より予防や再発防止に重点を置くべきだと苦言を呈した。