PTA会費流用、和歌山県立高の大半が一部返還

PTA会費流用、和歌山県立高の大半が一部返還
読売新聞 2013年1月31日(木)14時17分配信

 全国の公立高校でPTA会費などの名目で保護者から集めた徴収金が校舎修繕費や教員の出張費に充てられていた問題で、和歌山県立高校の大半のPTAが、保護者に徴収金の一部を返還していたことがわかった。

 同県教委が昨秋に徴収金の使途基準を定めたことで、PTA負担だった費目の一部が公費で賄われるようになり徴収分に余剰が出たためで、返還金は1人当たり3000〜6000円に上る。

 同県教委は昨年8月、県立高校で2010年度、保護者徴収金計3億円が、校舎修繕費、エアコン設備費、教員出張費など本来公費で支出すべき費目に充てられていたとする調査結果を発表。同県教委は昨年秋、徴収金の使途基準を定め、こうした費目の公費負担を明文化した。12年度、徴収金を充てる見込みだった学校運営費約1億1000万円について昨年9月に補正予算に計上した。

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