県内公立小中高:体罰可能性、24件 中旬にも詳細な結果−−昨年4月〜今年1月、県教委調査 /福井

県内公立小中高:体罰可能性、24件 中旬にも詳細な結果−−昨年4月〜今年1月、県教委調査 /福井
毎日新聞 2013年2月5日(火)16時30分配信

 県内の公立小中高で昨年4月〜今年1月末に、体罰の可能性があると報告された事案が24件あったことが4日、県教委の調査で分かった。けがに至った例はなく、大半が、指導に従わなかった児童、生徒を注意するために体を軽くたたいた例だったという。
 県教委はより詳細な調査を実施中で、2月中旬にも結果をとりまとめる。処分についても「体罰と認められれば、しかるべき対応をとりたい」としている。
 大阪市立桜宮高校(同市都島区)2年の男子生徒(17)が体罰を受けた翌日に自殺した問題を受け、各学校の校長や教頭が、部活動の顧問や主将らから聞き取り調査を行った。24件の内訳は、小学校2件▽中学校12件▽高校10件。高校10件のうちの多くは部活中の事案だったという。
 県教委は、関係課長らでつくる実態把握調査チームを設置し、調査員を学校に派遣。校長、教頭、生徒らから確認を進めている。【佐藤慶】
2月5日朝刊

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