品川の中1いじめ自殺:被害届提出 浜野・品川区長「両親の気持ち、もっとも」 首長の教育関与必要 /東京

品川の中1いじめ自殺:被害届提出 浜野・品川区長「両親の気持ち、もっとも」 首長の教育関与必要 /東京
毎日新聞 2013年2月6日(水)11時1分配信

 昨年9月に自殺した品川区立中学1年の男子生徒(当時12歳)が同級生から暴行を受けていたとして、男子生徒の父親が1月31日に大井署に被害届を提出したことについて、品川区の浜野健区長は5日、毎日新聞の取材に対し「ご両親の気持ちはもっとも」と述べた。浜野区長は「(捜査で)今までと違った角度からいじめた人の心理を聞くことになる。いじめの構造がより明らかになり、いじめ解消につながる」と理解を示した。
 男子生徒を巡っては、区教委の調査対策委員会が昨年11月、同級生が「ばい菌」扱いをしたり、追いかけて転ばせたりするいじめをしたことが自殺の誘因になったとする報告書を公表している。
 浜野区長は5日の記者会見で「いじめが起きると必ず『遊びだった』と言う子どもの声がある。いじめと遊びのどこにどう線が引かれるのか、もっと研究すべきだ」と述べ、いじめられている側の心理と同時に、いじめている側の考えや言葉も調査研究する必要を主張していた。
 また、品川区は4月から、報告書で提言された「いじめ対策等チーム」などを設置。さらに区長と教育委員が年2回、いじめ根絶や学校選択制などをテーマに意見交換する懇談会も設ける。一般に、首長は教育行政に関与すべきでないとされるが、浜野区長は「次の時代を担う人材を育成する教育に、首長もそれなりにものを言うべきだ」と説明した。【稲田佳代】
〔都内版〕
2月6日朝刊

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