免許外の地理と世界史を教える 大阪市の女性教諭
産経新聞 2013年2月9日(土)18時31分配信
大阪市教委は8日、市立聴覚特別支援学校高等部(中央区)の20代の女性教諭が昨年4月から今年1月までの間、3年生3人と2年生3人に対し、所持する教員免許とは違う地理や世界史の授業を計102時間行っていたと発表した。
市教委によると、女性教諭は昨年4月採用で、中学校で社会、高校で公民を教える免許を所持。高等部の教務主任が女性教諭の免許内容を確認せずに時間割を作成し、女性教諭は時間割に従って免許外の授業を行っていた。
女性教諭は授業の内容から中学校の社会の免許で教えることが可能と考えていたが、今年1月に教務主任に相談して免許外だったことが発覚した。3年生は選択科目のため卒業への影響はないが、同校は3月までに補習を行い、免許外の授業分の単位も取得させるという。