「キャプテンしばけば何とかなると思っているのですか?」生徒の手紙、苦悩生々しく 桜宮高2自殺
産経新聞 2013年2月13日(水)21時27分配信
大阪市立桜宮高校のバスケットボール部主将の男子生徒=当時(17)=が顧問の男性教員(47)=13日付で懲戒免職=の体罰後に自殺した問題で、市教委は同日の記者会見で、生徒が顧問あてに用意していた手紙の一部内容を明らかにした。手紙は自殺4日前の昨年12月19日に書かれたが、生徒は他の部員に制止されて顧問に渡せなかった。
内容は次の通り(原文のまま)。
「先生が練習や試合で、自分ばかりに攻めてくるのに僕は不満を持っています」
「昨日の話を聞いていても、こういうことをする人がキャプテンになる人と言っていましたが、どこのどんなチームでも、そんな完璧な人いないと思います」
「先生は僕に、何も考えていないと言いますが、僕は考えています。いつもその場で答えることができませんが、じゃあ逆に、それを完璧に答える人はいるのですか?」
「○○さん(バスケの外部指導者)が講習会をしてくれた日、僕は○○さんが言っていることを自分なりに理解して一生懸命やりました。なのに、なぜ、翌日に僕だけが、あんなにシバき回されなければならないのですか?」
「キャプテンしばけば何とかなると思っているのですか? 毎日のように言われ続けて、僕は本当に訳が分からないとしか思っていません」