骨折していたのに…女子柔道部員に平手打ち 教諭を厳重注意 部員は転校

骨折していたのに…女子柔道部員に平手打ち 教諭を厳重注意 部員は転校
スポーツニッポン 2013年2月14日 10:48

 鹿児島県霧島市の市立国分中央高校で、女子柔道部監督の男性教諭(36)が、1年の女子部員の顔を平手で5〜6発たたく体罰をしていたことが14日、市教育委員会への取材で分かった。市教委は校長と教諭を厳重注意処分とした。

 市教委によると、昨年5月19日の部活動中、女子部員が肩に痛みを感じながら練習を続けていたところ、教諭が「腰が引けている。弱気にならず向かっていけ」と女子部員をたたいた。

 女子部員は翌日に病院で鎖骨骨折が判明。教諭は骨折に気付かなかったという。

 女子部員は「指導を受けたくない」と体罰以降は通学せず、昨年7月に転校した。教諭は部の監督を続けている。

 市教委は同年8月、国分中央高校と市立中学校の部活動顧問らを対象に研修会を開き、体罰をしないよう指導した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする