岡山・高2自殺:校長「調査、限界感じる」 第三者委員会設置へ /岡山
毎日新聞 2013年2月14日(木)16時14分配信
県立岡山操山高校(中区浜)は13日、2年の男子生徒が昨年7月に自殺していたことが明らかになったことを受けて、記者会見を開いた。同校によると、生徒は、野球部監督から厳しい指導を受けていた。広本勝裕校長は「本人のために指導していたのは事実だが、指導が生徒にどう響いていたのか解明できていない。そのことに責任を感じている」と話した。学校は県教委と協議して自殺の原因を調査する第三者委員会を立ち上げる方針。
男子生徒が亡くなった後、学校側は、監督を務めていた30代の体育科教諭らに話を聞いた。両親から詳細な原因を知りたいと申し入れを受け、10月末から11月にかけて野球部員に対して、県教委職員による聞き取り調査を実施。部員から「今までで一番怖い監督」「野球をよく知っていて指導はしっかりしてくれている」などといった回答があったという。
同校によると、6月に野球部を退部した際、生徒は「野球部にいる意味がない」と監督に伝えた。しかし両親には「監督が嫌だった」とも話し、さらに7月にマネジャーとして野球部に復帰する際、生徒は両親に「マネジャーなら叱られなくなくて済む」と打ち明けていたという。
学校側は、体育科教諭が厳しい口調で部員を指導していたことを認めた上で、「亡くなった生徒にだけ強く指導していたということはない。生徒によって受け止め方がさまざまだ」としている。広本校長は「学校による調査では限界を感じている。客観的に判断できる第三者に調査をお願いしたい」と話した。今後については「保護者や生徒への説明会を開きたい。指導のあり方について見つめ直したい」と話した。
一方、県教委の石田隆・生徒指導推進室長は「生徒の両親の意向を確認し、第三者委員会の設置を検討する」と述べた。弁護士や医師など中立的な立場の専門家で構成される第三者委が、聞き取り調査や学校の内部資料を点検して原因を分析、再発防止策を提言する。【石井尚、井上元宏】
2月14日朝刊