神奈川県の補助金計上見送りで朝鮮学校が会見 「核実験と何の関係もない」
産経新聞 2013年2月15日(金)11時16分配信
神奈川県の黒岩祐治知事が朝鮮学校補助金の平成25年度当初予算案への計上見送りを表明したことを受け、県内の5校を運営する学校法人神奈川朝鮮学園は14日、神奈川朝鮮中高級学校(横浜市神奈川区)で会見を行い、「当初の予定通り、本学園に対する平成25年度補助金を予算案に計上することを強く求める」との声明文を発表した。
声明文は、見送りを「驚きと憤りを禁じえない」とした上で、「今回の『核実験』と神奈川朝鮮学園が何の関係もないということはあまりにも明白であり、それを口実に本学園を差別的に扱うことはまったくの筋違い」と指摘している。
会見には同学園の禹載星(ウ・ジェソン)理事長や同校の姜文錫(カン・ムンソク)校長、保護者の代表らが出席。禹理事長は「何の関係もない在日3世4世の学生たちの学習権を奪うことはショックである」と話し、姜校長は北朝鮮の核実験について「私たちも広島、長崎に同胞がいる。良いとは言わない」と強調した。
計上が見送られた補助金約6300万円は年間予算の3分の1近くに相当し、教材費や教師の月給などに影響するという。禹理事長らは引き続き県に計上を求めていく方針を示した。
県は昭和52年度から朝鮮学校に助成を行い、近年は年間で6千万円から7千万円程度を交付。しかし、北朝鮮による3度目の核実験翌日の13日、黒岩知事は「(北朝鮮の)強い影響下にある朝鮮学校に補助を続けるのは、県民感情として認められない」と述べ、見送りを表明した。