損賠訴訟:養護学校事故、県が生徒側と和解へ 3500万円賠償支払い /栃木
毎日新聞 2013年2月20日(水)13時10分配信
県立足利中央養護学校(現・足利中央特別支援学校)で00年9月、男子生徒がトランポリンから落下した事故の責任を求めて生徒側が県を相手取った損害賠償請求訴訟で、県は19日、賠償額として3500万円を支払い和解する議案を県議会に提出した。
県教委によると、当時中学部1年の男子生徒が昼休み、体育館でトランポリンから落下し、左太ももを骨折。治療の過程で骨が壊死(えし)していることも分かった。生徒は現在、後遺症で装具をつけないと歩けない状態という。
事故当時、体育館では他の生徒も遊んでおり、教員2人が付きそい、うち1人がトランポリンを監視していたが、この生徒がいたことに気づかなかったという。
生徒側は11年8月10日、教員の監視が不十分だったなどとして県に約8490万円の損害賠償を求め、宇都宮地裁足利支部に提訴した。県は、事故は予見できなかったと主張したものの、午前中の授業で使ったトランポリンを片付けるなど適切な措置を取らなかったことを認め、和解に向け協議を進めてきた。議案が可決されれば、3月に正式に和解が成立する予定。【中津成美】
2月20日朝刊