男性副園長が大声や威嚇、認定こども園が休園…園児は転園・職員も全員退職

男性副園長が大声や威嚇、認定こども園が休園…園児は転園・職員も全員退職
読売新聞オンライン 2024/4/20(土) 12:41配信

 鳥取県米子市新開の認定こども園「米子ナーサリー・スクール」で園児への虐待行為が確認された問題で、県は19日、同園が今月1日で休園したことを明らかにした。在籍していた園児は全員転園し、職員は全員退職したという。

 県によると保護者の通報を受け、県が2月に行った特別指導監査で、男性副園長が複数の園児に対し、大声を出したり、威嚇するような発言をしたりしたことが確認された。県は園児への心理的虐待があったと判断。同園に改善指導を行い、改善報告の提出を求めていた。

 3月25日に提出された改善報告によると、副園長を解雇、園への立ち入り禁止を通知したほか、保護者会を開き、経緯の説明や謝罪などを行ったという。

 同園では、入園予定を含む園児が全員転園を希望し、いずれも市内の保育園や幼稚園に転園。職員12人は全員退職した。県は同園からの申請を受け、休園を承認。今後、県の現地調査や指導を受け、改善が確認されなければ再開は認められない。

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