児童生徒381人「不必要に体を触られた」など 教職員の“セクハラ”と回答
チバテレ 2022/5/18(水) 16:22配信
千葉県教育委員会が2021年度、県内の公立学校の児童生徒44万人に行ったセクハラに関する実態調査で、381人の児童生徒が教職員の発言や行動を「セクハラと感じ不快であった」と回答しました。
セクハラに関する実態調査は、県教委が2021年度、千葉市立学校と市立高校を除くすべての公立学校を対象に行い、児童生徒約44万人が回答しました。
それによりますと、教職員の言動や行動を「セクハラと感じ、不快であった」と回答した児童生徒は381人でした。
100人あたり0.09人となり、前年度よりも減少しました。
具体的なケースは、「不必要に体を触られた」、「容姿などの身体的特徴を話題にされた」といった回答が目立ちました。
調査結果を踏まえ、県教委が児童生徒らに面談、確認したところ、処分に当たるものはないものの、校長が教職員に口頭注意したケースはありました。
一方、不快とされた教職員は、「故意ではなかった」、「コミュニケーションの一環だった」などと説明しているということです。
県教委は「引き続き、教職員に研修を行い、より人権に配慮した対応を指導していく」としています。