性犯罪公判、検察が誤って被害者家族名を朗読

性犯罪公判、検察が誤って被害者家族名を朗読
読売新聞 2013年3月1日(金)13時28分配信

 教え子の小学生女児らの体を触ったなどとして強制わいせつ罪に問われた学習塾経営の男(60)の公判で、福岡地検久留米支部の検察官が28日、被害者の保護者の名前を誤って読み上げた。

 福岡地裁久留米支部は被害者の特定を避けるため、名前や住所などを明かさないよう求めており、地検支部は「関係者に迷惑をかけ、不安を与えたことについておわびする」と謝罪した。

 この日行われた証拠調べで、荒木利之検察官が告訴した被害者の保護者の氏名と、別の被害者の名字を読み上げた。報道関係者2人を含む4人が傍聴していた。

 刑事訴訟法によると、性犯罪事件などで被害者特定につながる情報を伏せるかどうかは、裁判所が決める。地裁支部によると、林史高(ふみたか)裁判官がこの規定に基づき、「被害者A」などと匿名にするよう決め、検察、弁護側の双方も了承していた。

たぶんこの事件

「血行よくする」と塾の女子中学生にわいせつ
2012年10月24日 読売新聞

 福岡県警小郡署は22日、小郡市稲吉、学習塾経営吉田敬治被告(60)を強制わいせつ容疑で再逮捕した。

 発表によると、吉田被告は2010年1月10日午後、経営する塾教室内で、女子中学生(当時)に個別指導中、「血行をよくしてやる」などと言ってわいせつな行為をした疑い。容疑を認めている。

 吉田被告は9月27日、され、今月18日に起訴された。同署は他にも複数の余罪があるとみて調べている。

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