いじめ:公立学校、80%で確認 初めて前年比増−−県教委 /岐阜
毎日新聞 2013年3月5日(火)12時8分配信
県教委は4日、昨年4〜12月の県内公立学校のいじめ実態調査の結果を発表した。いじめは80・3%にあたる525校で確認された。件数は昨年同期より578件増の3139件。調査を始めた07年以降、初めて増加した。いじめが解消したのは2156件(68・7%)▽継続支援中が790件(25・2%)▽取り組み中188件(6・0%)▽転校など5件(0・2%)など。
調査は、いじめが社会問題化した07年から年3回行われている。小学校374校、中学校187校、高校74校、特別支援学校19校の全公立学校を対象に、いじめの状況▽学年別件数▽発見のきっかけ▽態様▽対応など10項目を調査している。
昨年の同時期と比べ、高1を除くすべての学年で増加した。中1の件数が551件と全学年中最多。県教委は、小学校低・中学年からの対応が必要とみている。
発見は、教職員が1049件(33・4%)だが、保護者や地域住民からの情報もあり、「いじめを相談しやすい環境作りも学校の責務」と指摘している。
態様は、冷やかしや悪口などが最多で、遊ぶふりをしてたたいたり蹴ったりする▽仲間はずれ・無視と続いた。パソコンや携帯電話によるいじめは109件で2年連続の増。県教委は、みえにくいいじめに危機感を持つ必要があるとして、「ネットパトロール」要員を配置する。
件数増について県教委は「いじめへの関心が高まり、申告が増えた。教員の危機意識も高まっており、ささいないじめにも対応しているため」と説明している。【山盛均】
3月5日朝刊