早期退職者ほぼ再任用 府、府警、京都市教委で281人

早期退職者ほぼ再任用 府、府警、京都市教委で281人
産経新聞 2013年3月5日(火)7時55分配信

 退職手当が引き下げられる3月を前に早期退職した府と府警、府教委、京都市教委の計481人のうち、年度末までの1カ月間限定で再任用された職員が、府と府警、京都市教委で281人に上ることが4日、分かった。再任用は3月の1カ月間限定だが、再任用者には減額前の退職金と、現役時代の7割前後の給与が支払われることになる。

 再任用されたのは、警察官=103人(早期退職130人)▽府職員=71人(同76人)▽京都市教委関連の教職員107人(同119人)。

 府警は、退職前と同じポストでフルタイムで勤務させている。府警の担当者は「警察官という職務の専門性を踏まえると、臨時職員などの充当はなじまないと判断した」とした。

 再任用は、専門性があるなど必要最低限の部署に限るとしていた府の一般職員についても、国による緊急経済対策で、公共工事の発注が立て込んだことなどから、早期退職者のほとんどが再任用された。

 京都市教委が再任用した107人のうち、教員は97人。市教委は、「本人の希望や学校の状況を見て判断した」。

 156人が早期退職した府教委関連の教職員について、府教委は「臨時採用は各学校の校長の判断なので、まだ集計ができていない」としている。

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