駆け込み退職:県職員、勧奨退職が100人増 手当削減が影響か /奈良

駆け込み退職:県職員、勧奨退職が100人増 手当削減が影響か /奈良
毎日新聞 2013年3月6日(水)15時6分配信

 全国で公務員の「駆け込み退職」が相次いだ問題で、県職員の今年度の勧奨退職希望者が前年度から約100人増加したことが5日、県のまとめで分かった。県は、2月定例県議会に退職手当33億5600万円の増額を盛り込んだ今年度一般会計補正予算案を提出する。退職手当は来年度に8〜12%削減される見込みで、県は「退職者の増加は手当の削減が影響している可能性がある」としている。
 国家公務員の退職手当削減に伴い、県は今年4月に6%(勤続20年未満は2%)、来年1月に12%(同8%)の削減を検討している。係長級の職員が今年度に定年退職した場合は2427万円だが、来年度末だと2161万円となり、266万円の差額が出るという。
 勧奨退職は、50歳以上の職員が定年前に退職を申し出ることで、退職手当が残年数に応じて2%ずつ割り増しされる制度。前年度は知事部局23人、県警24人、教職員239人の計286人だったが、今年度は知事部局38人、県警58人、教職員289人の計385人に増えた。教職員は50人増加したが、県教委は「年度末の退職なので、新規採用や人事異動で調整できる」としている。
 県は今年度の退職手当を205億6000万円と見込んでいたが、勧奨退職の増加を受け、239億1600万円に補正。過去に例のない大幅な増額となった。【伊澤拓也】
3月6日朝刊

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