桐蔭横浜大の教授ら、処分の無効求め同大を提訴/神奈川
カナロコ 2013年3月8日(金)0時0分配信
桐蔭横浜大学(横浜市青葉区鉄町)から不当な懲戒処分を受けたとして、同大学スポーツ健康政策学部の教授ら5人が7日、大学を運営する学校法人桐蔭学園に対し、処分の無効を求める訴えを横浜地裁に起こした。
訴状などによると、同学部の学生3人が昨年10月、保護者懇親会で教育環境の不備などを訴える文書を配布。後日、大学側が学生らに対して聴取を行った際、教授らが止めに入ったところ、「学長の指示による調査を妨害した」として5人がけん責処分を受けた。
大学側は今年2月、学生らが文書を配布した行為も教授らが扇動、大学運営を混乱させたなどとして、元学部長と元学科長に「解雇の審議を行う」との通知をしてきたという。元学部長の男性教授(53)は「職責を果たしただけで、けん責処分などを受ける理由はない」と訴えている。
同学園は「処分は手続きに従って正当に行われたもので、教員の無効事由はまったく存在しない」とコメントした。