自殺生徒の卒業証書、父親に 大津中2自殺
産経新聞 2013年3月12日(火)19時3分配信
大津市で平成23年10月に自殺した中学2年の男子生徒=当時(13)=が通っていた市立中学校で12日、卒業式があり、学校側は、生きていればこの日卒業を迎えていた男子生徒の卒業証書を父親に手渡した。
市教委によると、卒業式には卒業生や教職員、保護者ら約千人が出席。開式に先立って全員で男子生徒に黙とうをささげ、その後教頭が卒業生約300人に証書を授与した。卒業生代表は答辞で「大切な仲間を失い、一人一人悩んだが、家族や友達とつながっていくことの大切さを改めて実感した」と述べた。
式には男子生徒の父親も出席。法令上は死亡した生徒の卒業は認められないが、学校側は「同級生と一緒に卒業させたい」として生徒の証書を準備し、式後、父親に手渡した。父親は取材に「卒業証書を用意してもらい、市教委と学校に感謝したい」と話していた。
父親は、同級生がアンケートなどいじめの実態解明に協力してくれたことへの謝意を学校側に伝えるとともに、男子生徒のことを忘れないでほしいとするメッセージを寄せ、式の前に3年の各クラスで担任が披露した。