私立高側に賠償命令=いじめ対応不適切と認定―東京地裁

私立高側に賠償命令=いじめ対応不適切と認定―東京地裁
時事通信 2013年3月18日(月)19時41分配信

 東京都江戸川区の私立愛国高校の女子生徒(当時)が、いじめに対し学校側が適切に対応せず精神的苦痛を被ったとして、200万円の慰謝料を求めた訴訟の判決が18日、東京地裁であった。堀内明裁判長(笠井之彦裁判長代読)は学校側の責任を一部認め、30万円の支払いを命じた。
 判決によると、生徒は同級生だった女子生徒(当時)から「殺す」「死ね」という内容のメールを送られ、母親が学校側に相談。学校側は元同級生から話を聞いた上で3日間の自宅謹慎処分とした。
 しかし、堀内裁判長は学校側が被害生徒から聞き取りなどをしなかった点を重視。「事実関係や生徒の心情把握に努め、精神的苦痛を受けている場合には励ますなどするべきだった」として、学校側の責任を一部認めた。 

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