長時間ブリッジ、平手打ち…名門レスリング部顧問を懲戒処分
産経新聞 2013年4月4日(木)16時26分配信
数多くの五輪メダリストを輩出している名門、京都府立網野高校(同府京丹後市)のレスリング部で、顧問の男性教諭(41)が部活指導中に体罰を行ったとされる問題で、府教委は4日、教諭を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。
府教委によると、教諭は、部員に平手打ちをし、口の中を切るけがをさせたほか、長時間にわたり部員にブリッジをさせたなどとしている。棒でマットをたたいたり、いすを蹴り上げたりするなど、部員を威嚇する行為も行った。
教諭は府教委に対し「体罰の感覚なく平手打ちをした。自分に対する甘さがあった。しっかりと見つめ直してやっていきたい」と話しているという。
4日開かれた府教委の会合で、同校の体罰について調査を行っていた府教委の特別調査チームが最終報告書を提出した。同チームは2月5日から調査を始め、教諭本人や生徒、保護者、教職員ら延べ約30人に聞き取りを行った。