<佐賀・鳥栖のいじめ>加害生徒は13人、数人を別室登校に

<佐賀・鳥栖のいじめ>加害生徒は13人、数人を別室登校に
毎日新聞 2013年4月5日(金)22時5分配信

 佐賀県鳥栖市立中の男子生徒(13)が同級生らのいじめに遭い、計約70万円を脅し取られた問題で、鳥栖市教委は5日、加害者として確認できたのが生徒13人に上り、うち暴力を振るうなど悪質な行為をした数人を10〜12日の3日間、別室登校させると発表した。また全13人に対し、1学期が終わるまで個別に更生プログラムを作って指導する。一方、校長と学年主任、担任を3日付で口頭で厳重注意した。

 天野昌明教育長らによると、別室登校は他の生徒と接触させないようにしながら個別に指導する措置。人数を特定しないのは「加害者のプライバシーに配慮した」としている。更生プログラムは学校や地域、専門機関が協力して取り組み、1学期終了時に効果が見られなければ継続する。

 被害生徒の保護者は、加害生徒の出席停止や児童相談所での教育などを申し入れていた。記者会見で天野教育長は「反省している生徒もおり、出席停止は考えられない。保護者に説明し、理解してもらったと考えている」と話す。

 被害生徒の母親は取材に「おおむね納得できる回答。教育現場全体で息子が元の生活に戻れる環境を保障してほしい」と語った。男子生徒は12年4〜10月、同級生らから殴る蹴るなどの暴行を受け、現金も脅し取られた。同10月から登校できない状態が続いている。

 いじめ被害に遭った保護者らでつくる民間団体「全国学校事故・事件を語る会」会員の小西史晃さん(37)=兵庫県姫路市=は「全国でもあまり出席停止の例はない。学校は再発防止に努め、被害生徒が安心して通学できる環境作りを最優先すべきだ」と話している。【上田泰嗣、田中韻】

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