城郷中の教諭が生徒に情報漏らす、成績や編成230人分/横浜
カナロコ 2013年4月10日(水)6時30分配信
横浜市教育委員会は9日、市立城郷中学校(港北区小机町、諏訪部真史校長)の臨時任用の男性教諭(26)が、新3年生230人分の成績や新クラスの編成などの資料をコピーし、一部の生徒に見せていたと発表した。生徒の1人がスマートフォン(多機能携帯電話)で撮影、計34人がコピーを見ていた。市教委は今後、各生徒の自宅を訪れ謝罪するという。
市教委によると、男性教諭は3月22日に同中学校で行われた新3年生の学級編成会議に出席。学校の内規では配布された資料はその場で回収し、廃棄することになっていたが、会議に出席した教諭7人のうち当該の男性教諭を含め5人が資料を会議の場から持ち出し、後にシュレッダーで各自廃棄していたという。男性教諭はその間に資料をコピーし、所持していた。
男性教諭は2日後、顧問をしているソフトテニス部の女子生徒9人にコピーを見せ、生徒がスマートフォンで撮影するのを黙認。コピーには新3年生全員の氏名や新クラス、2年生2学期の9教科の成績などが記載されていた。
撮影内容はメールなどで送信され、18人の生徒がデータを保有。この他に16人の生徒が内容を見るなど計34人に情報が漏れたという。データ保有の18人は市教委で削除を確認した。
市教委によると、4月2日に「個人情報が流出している」と匿名の電話が同中学校にあり、その後、生徒への聞き取りで男性教諭の関与が判明。学校の聴取に男性教諭は「生徒が新クラスを知りたがっていた。異動前に自分から伝えたかった」と答えたという。
男性教諭は、情報流出への関与が発覚する前の4月1日に別の市立中学校に臨時任用されているが、辞職願を提出した。
市教委は、3年生全員の家庭訪問で謝罪を行うとともに学校カウンセラーによる心のケアを実施。個人情報の管理徹底を図るなど再発防止策に務めるとしている。