我孫子の市立中学内申書ミス:市議会、責任者の異動問題視 校長、市教委課長就任で /千葉

我孫子の市立中学内申書ミス:市議会、責任者の異動問題視 校長、市教委課長就任で /千葉
毎日新聞 2013年4月10日(水)11時20分配信

 白山中学校など我孫子市立中学校で100人以上の高校入試用調査書(内申書)に記載ミスがあった問題で、同市議会の教育福祉常任委員会が9日開かれ、白山中の校長だった丸智彦氏が県教委人事で、同市教委学校教育課長に就任したことを問題視する意見が一部市議からあった。同課は4月から記載ミス問題の再発防止策などにかかわる業務を行う部署。
 同市教委によると、2月中旬、丸氏を学校教育課長に充てるよう、市教委が県教委に意見具申し、3月14日に内示された。ところが、内示前の同8日に記載ミス問題が白山中で発覚。その後、丸氏は市教委に進退伺いを提出した。しかし、市教委は県教委に異動を見合わせるなどの申し出はしなかった。
 同常任委員会の飯塚誠委員長は「不祥事の責任者が、再発防止の仕組みやルール作りに携わるのはおかしい」と指摘。これに対し、中村準教育長は「丸氏の手腕に大きな期待を持っており、豊かな経験を発揮してほしかった。進退伺いの申し出は、気持ちだけ受け取った」と釈明した。【橋本利昭】
4月10日朝刊

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする