中学講師児童買春:地検、元中学講師に懲役2年6月を求刑–地裁田川 /福岡
毎日新聞 2013年04月16日 地方版
中学3年(当時)の女子3人にわいせつ行為などをしたとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反などの罪に問われた鞍手町小牧、元・中学非常勤講師、石松克之被告(28)の第2回公判が15日、地裁田川支部であった。石松被告は別の当時15歳の中3女子にもわいせつ行為などをしたとする追起訴の内容を認め、検察側は「教育に携わる身でありながら悪質で刑事責任は重大」として懲役2年6月を求刑した。判決は5月15日。
起訴状などによると、石松被告は、携帯電話の出会い系サイトで知り合った田川市の中3女子(当時14歳)が18歳未満であるのを知りながら、昨年7月に現金1万円を支払う約束でわいせつ行為をした。翌8月にもこの女子と同級生(同15歳)の2人に計3万円を支払う約束でわいせつ行為をし、9月には北九州市と遠賀郡の中3女子(ともに当時15歳)にわいせつ行為をし、その様子をそれぞれビデオカメラで撮影したとされる。
公判で石松被告は「4人とも当時中学3年であることははっきりわかっていた。主に自分からメールで(被害生徒を)誘ったが、強要や脅迫は一切しなかった」と述べた。【荒木俊雄】
〔筑豊版〕