鶴見大歯学部講師“個人診察” 15人から1000万円超入金か

鶴見大歯学部講師“個人診察” 15人から1000万円超入金か
2008.3.18 01:46 産経新聞

 鶴見大学歯学部(学校法人総持学園、横浜市鶴見区)の50代の男性講師が、同大付属病院に入れ歯の作製に訪れた患者を私的に診察し、入れ歯作製費を自分名義の口座に振り込ませていたことが17日、分かった。知人に入れ歯作製を依頼すれば病院より割安にできるなどと誘い、少なくとも15人程度から1000万円以上を振り込ませていたとみられる。大学側は不正に収入を得ていたとみて調査委員会を設置し、男性講師から事情を聴くなど調べている。

 関係者によると、男性講師は同大歯学部の高齢者歯科学講座に所属。昨年12月ごろ、講師の診察を受けた女性患者から病院に投書が寄せられ、不正が発覚した。

 女性患者は、入れ歯の作製のため付属病院で男性講師の診察を受けたが、入れ歯が出来上がると、作製費約70万円を講師名義の口座に振り込むよう要求された。

 大学側で講師らから事情を聴いたところ、女性患者と同様に少なくとも15人程度から1000万円以上を振り込ませていたことが判明。入れ歯は、病院とは別の歯科技工所に発注していた。

 付属病院で患者が入れ歯を依頼する場合は、通常、院内の技工士が作製し、作製費を患者に請求する。男性講師は、本来なら大学側の収入になるはずの作製費を不正に得ていたとみられ、業務上横領罪に抵触する可能性もある。

 付属病院の新井高院長は産経新聞の取材に対し、「調査も大詰めを迎えており、事実であれば絶対にあってはならない問題。講師の処遇も含め、しかるべき対応策を講じたい」としている。

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