秩父の中学、英語の学力検査で模範解答一緒に配布

秩父の中学、英語の学力検査で模範解答一緒に配布
埼玉新聞 4月26日(金)23時17分配信

 秩父市教委は26日、中学3年生を対象に実施した秩父地区学力検査で、英語の解答用紙と模範解答用紙を同時に配布するミスがあったと発表した。

 1市4町の中学3年生の学力状況を把握し、進路指導に役立てるため、秩父地区校長会が毎年1回、独自に実施している。秩父市では9校、計642人が対象で、25日に国語、数学、英語、社会、理科の順に実施された。そのうち市内の1校で、3時間目の英語の検査で解答用紙と模範解答用紙を同時に配布。生徒の指摘で配布ミスに気付きすぐに回収、検査時間を10分延長する措置を取った。

 同市教委は「(学校が)問題用紙と模範解答用紙を別に保管しないで、印刷する際に内容の確認を怠った」と説明し「今回の英語の検査結果は信頼性、公平性の面から活用しない」としている。

 26日には生徒に事情を説明するとともに、文書で保護者への説明と謝罪を行ったという。

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