通知表誤記載 新たに205人分、横浜市の小中学校29校で/神奈川
カナロコ 4月26日(金)23時15分配信
横浜市教育委員会は26日、2012年度末の市立小・中学校の通知表で、新たに計29校、計205人分の誤記載が判明したと発表した。今月11日、11校で計419人分の誤記載が判明し、その後、市教委へ報告していない学校があることが分かり、あらためて全校を調査した。
市教委は12年3月、通知表に誤記載があった場合は報告するよう全校に通知。未報告だった学校は「児童、生徒と保護者に謝罪と説明を行い、差し替えたので報告しないでよいと思った」「市教委から調査依頼が来るのを待っていた」などと話しているという。
今回判明した誤記載で、評価・評定に関係したのは中学校2校。1校は、音楽科の教諭が計算ソフトを使わず、自ら評定を計算し、誤った数値を入力。2年生の3人について1段階低い評定をした。もう1校は、社会科の教諭が観点別評価の項目を入れ替えて入力。間違いに気付き修正したが、通知表に反映させるパソコン操作を忘れ、1年生63人分の観点別評価が誤って記載された。ほかに、小・中27校で139人分で出欠などの誤記載があった。
12年度に判明した通知表の誤記載は今回の分を含め、延べ63校で801人となった。