男子部員を平手打ち 佐賀東高柔道部講師
佐賀新聞 2013年04月28日
佐賀東高校柔道部顧問の男性講師(27)が昨年4、5月、練習中や試合後に当時2年の男子生徒3人を平手打ちしたり、竹刀でたたいたりしていたことが27日、同校と県教委への取材で分かった。生徒にけがはなかった。
大阪市立桜宮高の体罰問題を受け、文科省が緊急実施した調査で判明した。県教委は体罰と認定、講師の処分を検討している。
同校によると、講師は昨年4月、同校柔道場で稽古していた3人に「気合が入っていない」などと言いながら、竹刀で腰や尻を5、6回たたいた。5月には北九州市の大会会場で、3人のうちの1人に対し、試合後に「内容がだらしない」と2回平手打ちした。
3月末、教頭が生徒と保護者に謝罪した。講師は「真剣に練習しないとけがをするという思いと、強くしたいとの気持ちがあり、指導が行き過ぎた」と話しているという。
講師は昨年4月から柔道部顧問。現在、3人の指導はもう一人の顧問が担当している。