登米の市立中学教諭自殺:公務災害と認定−−補償基金審査会 /宮城

登米の市立中学教諭自殺:公務災害と認定−−補償基金審査会 /宮城
毎日新聞 2013年5月22日(水)12時9分配信

 自殺した登米市立中学の男性教諭の公務災害請求を地方公務員災害補償基金県支部が「公務外」と認定した処分について、同支部審査会は21日までに処分を取り消した。同審査会は、授業や部活指導などの長時間勤務などでうつ病を発症して自殺したと判断し、公務災害と認定した。裁決は15日付。
 教諭は、中田中学の英語教諭、大泉博史さん(当時43歳)。裁決などによると、大泉さんは進路・生活指導で負担が多い3年生を2年連続で担任し、放課後はソフトテニス部、スポーツ少年団を指導し、時間外勤務は多い月で143時間に達した。生徒が大泉さんの給食に睡眠導入剤を入れたり、黒板に「死ね」と書いたりなどの問題も重なり、08年2月に自殺した。同審査会は「強度の精神、肉体的負荷を伴う業務に従事した」と認めた。
 21日に記者会見を開いた代理人弁護士は「非常に丁寧な認定」と評価。大泉さんの妻、淳子さん(49)は「同じような死が起きないような職場環境になってほしい」と訴えた。【久木田照子】
5月22日朝刊

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