仙台市教委:教職員の処分倍増 昨年度14人に /宮城

仙台市教委:教職員の処分倍増 昨年度14人に /宮城
毎日新聞 2013年5月23日(木)11時45分配信

 仙台市教委はこのほど、昨年度の学校職員の懲戒処分を発表した。内訳は、免職4人▽停職1人▽減給5人▽戒告4人−−の計14人で、2011年度の7人に比べて倍増した。
 処分理由は、横領や不適正な会計処理6人(そのうち管理監督責任者が4人)▽不適正な事務処理4人(同2人)▽私物USBメモリーの紛失・盗難2人▽児童買春・ポルノ禁止法違反容疑での逮捕1人▽セクハラ1人−−だった。
 同市では、今年度もストーカー規制法違反容疑で逮捕された元教頭や住居侵入容疑で逮捕された元非常勤嘱託職員を処分するなど、不祥事が相次ぐ。体罰も昨年度は43校で63件発生し、被害児童数は171人に上った。
 市教委は昨年8月、各学校にコンプライアンス委員会を作り、服務規程の校内研修などを強化。今月中には、体罰防止の冊子を教職員に配布するほか、会計処理などの学校事務の適正化を指導するチームを作り、各校を巡回するとしている。【金森崇之】
5月23日朝刊

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