中1女子自殺 「学校は目も口も閉ざした」 奈良・橿原
産経新聞 2013年6月7日(金)7時55分配信
■両親、対応に憤りあらわ
「娘の命が失われたのに、学校は目も耳も口も閉ざした」。今年3月に飛び降り自殺した橿原市の公立中1年の女子生徒=当時(13)=の両親は6日、市内で開いた会見で、娘の死は学校でのいじめが原因と訴え、憤りをあらわにした。「学校の態度に強い不信感を抱いている」とも述べ、学校側の対応に強い不満を表明した。
会見で、父親(48)は「学校がいじめを見逃したことが、背景にあるのではないか」と学校側に対する不信感を強調した。
市教委はこれまで、両親の強い要望を受け、学校で5月中旬、2年と3年の計約450人を対象にアンケートを実施したが、プライバシーの保護などを理由に両親に対して結果を開示していない。
父親は「学校で娘に何があったのかについて、私たちは知る権利があるはず。真相究明を遅らせようとする学校とは信頼関係を築けない」と語気を強めた。
母親(44)も「真相究明を遅らせようとする」として、これまでの学校側の対応に悔しさをにじませた。
両親は今後、県警への被害届も検討しており、「よく考えて警察とも相談したい」と話した。
会見には、平成23年に同級生からいじめを受け、自殺した大津市立中学2年の男子生徒=当時(13)=の父親(47)も同席。「学校の調査では遺族が求める答えが出てこない」として、第三者委員会の設立要望に立ち会ったことを明らかにした。
両親によると、女子生徒の携帯電話には「みんな 呪ってやる」とする未送信のメールが残っていた。また、部活の先輩から嫌がらせを受け、クラスで仲の良かった友人から無視されていたなどと複数の生徒が指摘しているという。