論文不正で処分教授の別の4本、米誌で取り下げ
読売新聞 2014年05月18日 11時01分
昨年夏、論文不正で停職処分を受けた大阪薬科大(大阪府高槻市)の男性教授について、関係した別の論文4本が、掲載された米国薬理学会発行の医学誌で取り下げられていたことがわかった。取り下げは4月8日付。
論文は2001年から11年にかけて掲載された。腎不全を発症させたラットを使った実験で、発症の仕組みのほか、予防効果や悪化させる可能性のある物質について調べた内容。
同誌は、調査の結果、データの二重使用が判明したためと説明している。
男性教授には、高血圧に関する論文に不正があるとの情報が08年と09年に寄せられ、同大学が調査委員会を設置。論文で「実験に使った」とされたラットが、実際には別の品種だったことがわかり、調査委が改ざんと認定した。男性教授は昨年6月、20日間の停職処分になった。同大学は、男性教授には処分対象の論文のほかにも研究不正の情報があり、調査を進めているとしている。