湯河原中2いじめ自殺 町教委が再発防止へ報告/神奈川
カナロコ by 神奈川新聞 2013年6月13日(木)22時45分配信
湯河原町立湯河原中学2年の男子生徒が自殺した問題で、町教育委員会は13日の町議会総務文教・福祉常任委員会で、これまでの対応や再発防止に向けた取り組みについて説明した。
町教委は、自殺した生徒に暴行したとして10日に児童相談所に送致された生徒3人に対し、自らの行動を振り返り、自分本位なところを改善するよう指導したなどと説明した。
生徒に対するいじめの実態把握に向けて、同校の1〜3年生や教員、保護者ら760人から聞き取りを行ったと報告。また、これまでに生徒ら186人がスクールカウンセラーらによる心のケアを受けたことを明らかにした。
また、いじめと自殺との因果関係を調査する第三者委員会の設置に向けた条例案は、この日の委員会で可決された。
条例案の審議で町教委は第三者委が設置された場合の調査期間について「1〜2年かかるとは考えていない。他の事例では、月に2〜3回開催し、3カ月程度でまとめているようだ」などと述べた。条例案は17日の本会議で採決される。